スーパーロボット大戦シリーズファンの皆様、こんにちは。
バンダイナムコエンターテインメント、スーパーロボット大戦DDプロデューサーオオチヒロアキです。

スーパーロボット大戦シリーズは、2021年に30周年を迎えました。
これはすべてユーザーの皆様の応援と、協力いただく関係各位の皆様のご厚情あってのものです。
この場を借りて御礼申し上げます。

でも凄いですよね、30年ですよ。
とんでもない長寿シリーズです、スパロボって。

スパロボシリーズのアンケート等には、
初代スパロボから遊び続けていますと声援をくれるユーザーの方や、
友達から進められて遊び始めてから大好きなシリーズになったとか、懐かしいロボットがカッコよく再現されていて思わず買ってしまった等、色んな素敵なエピソードをいただきます。

スパロボきっかけで見たこと無いロボットアニメを視聴して好きになったんですよ、なんてメッセージをいただくこともありますし、
今では日本だけでなく、アジアのユーザーさんからもスパロボ大好きです、という声援をいただいています。
こういった声援はちゃんと開発現場に届いており、本当に開発の励みになります。ユーザーの皆さんの声援を感じることが、スパロボシリーズをプロデュースして良かったなと思う瞬間の一つです。

ただオオチの短いスパロボプロデュース歴の中で、最も印象に残ったお便りがありまして、それを紹介できればと思っています。

「僕の好きだった作品を語る場を作ってくれてありがとう。
参戦が決まったことで友達がその作品ついて僕の話を聞いてくれて、興味を持って見てくれました。マジ嬉しかったです。」

スパロボってゲームとして複数のロボットアニメーションが夢の共演をする素晴らしさだけでなく、誰かに作品の素晴らしさを語るきっかけになっていることに気が付いた瞬間でした。

スパロボをきっかけにアニメーションを知るってのは、ゲームを遊んで知るだけではないんだなと分かったわけです。
スパロボに自分の好きなアニメーションが参戦したことで、ユーザーさん自身がお友達や家族に面白さの共有を働きかける、話題のきっかけにもなっているんだなと。

そういう商品をプロデュースできていることに気が付けて、お便りに大変感動した記憶があります。

オオチ個人が考えるスパロボシリーズのプロデュースは、沢山のユーザーさんに参戦しているロボットアニメーションの魅力を伝えることと思っています。
そしてこの素晴らしいスパロボシリーズという商品を35年、40年と続けられたら嬉しいと思ってます。
微力ながら頑張りますので、今後も応援をいただけると非常に嬉しいです。

今後ともスーパーロボット大戦シリーズをよろしくお願いいたします。
　


2021.6.25
バンダイナムコエンターテインメント
スーパーロボット大戦DD プロデューサー
オオチヒロアキ